- からい
- I
からい【柄井】姓氏の一。IIからい【渦雷】発達した低気圧や台風の中心付近の, 強い上昇気流によって生ずる雷。 うず雷。 低気圧雷。IIIからい【空井】水のかれた井戸。 からいど。IVからい【辛い・鹹い】(1)舌が刺激を受けるような味だ。 胡椒(コシヨウ)・山葵(ワサビ)・芥子(カラシ)などの舌がひりひりするような感じの形容。(2)塩のきいた味だ。 塩からい。 しょっぱい。 《鹹》⇔ 甘い「今日の味噌汁はちょっと~・い」(3)(処置や評価が)情け容赦がない。 苦痛を感じるほど厳しい。⇔ 甘い「採点が~・い」「~・い評価」(4)心や体が痛むような状態だ。 苦しい。 堪え難い。 残酷だ。
「骨を曝(サラ)し屍を焚きて, 其の~・きを謂(オモ)はず/日本書紀(欽明訓)」「あまたの人のそねみを負ひ, 身のため, ~・き目を見る折々も多く侍れど/源氏(明石)」
(5)差し迫った状態にある。 危ない。「~・き命いきて北陸道にさまよひ/平家 11」
→ からくも(6)いやだ。 気に染まない。「~・しや。 眉はしも, かは虫だちためり/堤中納言(虫めづる)」
﹛派生﹜~さ(名)~み(名)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.